不完全燃焼

コテツ母

2011年07月21日 20:07

別に決めたわけではないのに、
月イチ恒例の「おすすめだったりなかったり」。

だいたい、読んだ本は右から左。
好きな作家さんの大当たり!!とかは別として、
一か月もたつと、たいていの本の題名すら思い出せない。
そこ自信満々で言い切るのもどうかと思うけど。

そんな訳だから、
ここで紹介するのは良くも悪くも、何かしら母のアンテナに引っかかったモノばかり。

では、さっそく。

アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂 幸太郎

なんとなーーーく、食わず嫌いだった作家さん。
今まで手出さずに来たけど、やっぱり苦手だったw

コレは・・・。
過去と現在が、あっち行ったりこっち行ったり。
広辞苑盗みに行く理由もまったく分かんないし。
いや、分かる人にはわかるのかもしれないけど。
母が残念なだけかもだけど・・・。

これからも、この人の本は読まないだろうなぁ・・・と、
再確認出来たコトが唯一の収穫。


ふがいない僕は空を見た 窪 美澄

第8回「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞作品なんですって。
その受賞作「ミクマリ」を含む短編集かと思いきや、全部リンクしてました。
コスプレだとか、不妊だとか不倫だとか、不登校だとか児童性愛だとか、とにかくてんこ盛り。

あ、R-18具合は最初の「ミクマリ」以外は薄めなんで
夢見る純情乙女でも大丈夫(何がだ?!)

読み進むうちに、どんどんオチてく救いのなさは湊かなえの告白を思い出したけど(救いなしなカンジだけ。内容は全く別物)
最後のハナシで救われる・・・ハズなのでご安心を。


ループ! 窪井 凛

帯には「ホラー」とありますが、どの辺がホラーだったのか最後までわかりませんでしたort

壮絶ないじめを苦に自殺した主人公が、子供が大人で、大人が子供な「逆世界」ってトコに飛ばされて・・・って話なんですが、
肝心の「逆世界」の内容が薄い。つかその設定自体いらないんじゃないか?!って位。
全体の設定から世界観から、何もかも中途半端。
途中で止めるのも癪だから、なんとか読み切ったけど。


GEQ 柴田 哲孝

阪神大震災が実は人災でした・・・って話。

あくまでもフィクションとのことだけど、
いちいち史実に忠実で怖い。
軽く洗脳されかかってたんで
最後のオチ(?)は思わず、発行年月日確認しちゃったわ。

読み進めるうちに、どんどん真相が明らかになって行くから止まらなくなる。
久しぶりに寝不足必至な本に出会って、ちょっとスッキリ。


THE WAR異聞太平洋戦記  柴田 哲孝


これも、ノンフィクションみたいなフィクション。
・・・たぶん。
帯には「驚愕のノンフィクションノベル」。
でも、作者は「あくまでも事実に基づいたフィクションです」って。
面白かったから、どっちでもいいけど、
ノンフィクションとして読むか、あくまでフィクションとして楽しむか・・・で
感想も違ってくるとは思うけど(↑のGEQもそうだけど。)母的には文句なし。


以上。
本日はおススメ2割、なかったり8割。

うぅ。
物足りない・・・。














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